大人と子供の睡眠には違いがある?知っておくべき習慣や特徴について
健康で人間らしい生活を送るために大切な睡眠。
質の良い睡眠をするために、様々な手段を試してみたりする方も多いかと思います。
睡眠が大切なのは大人も子供も同じですが、
それぞれの睡眠にも実は違いがあることはご存知でしょうか?
今回は大人と子供での、睡眠の違いについてご紹介していきます。
大人と子供の睡眠についての違い
そもそも睡眠には「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」
という違いがあるのはご存知でしょうか?
レム睡眠は、眠っていても眼球に動きがあり、脳が起きている状態のこと。
いわゆる「眠りが浅い」というのはレム睡眠のことを指し、夢を見やすくなっています。
反対にノンレム睡眠は「深い眠り」のことで、脳も休んでいて夢も見ない状態です。
それを踏まえた上で、大人と子供の睡眠の違いについてご紹介します。
結論から言うと、子供はレム睡眠が多く、大人はノンレム睡眠がしやすいという違いがあります。
大人の睡眠は約90分間の中でレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返していくのが特徴で、一度眠るとなかなか起きなくなります。
反対に、子供はレム睡眠が多いので小さな物音でも目が覚めてしまいます。
睡眠の種類の違いの他に、大人と子供ではもうひとつ大きな違いがあります。
それは、大人は「体を休ませるため」のもので、子供は「成長のため」だという違い。
子供の脳は寝ている間に情報を脳に記憶させたり、成長を促進させるホルモンを分泌させます。
よく「寝る子は育つ」というのはこういった観点からなのですね。
子供同士でも違いが出る?
大人と子供の睡眠について上述しましたが、子供同士でも睡眠に違いがあるのです。
大きな違いは、理想の睡眠時間が年齢によって異なるという点。
例えば新生児の場合だと、理想は14時間から17時間と長めですが、
1〜2歳になると11時間から14時間、3〜5歳だと10時間から13時間となります。
年齢を重ねていくごとに、睡眠に必要な時間数が短くなっていってるのが分かりますね。
これは、先ほども触れた成長ホルモンにも関連しています。
小さい子であればその分、沢山寝かせてあげて成長ホルモンを分泌させやすくしましょう。
睡眠時間が少ないと成長に影響が出てしまったり、
脳の発達や感情のコントロールも不十分になってしまうことがあります。
小さなお子様や成長期のお子様がいらっしゃるご家庭では、
これらの特徴をしっかりと理解した上で、睡眠と一緒に向き合ってあげましょう。
効率の良い睡眠をさせてあげるには
成長に大きく関わってくる子供の睡眠ですが、
効率の良い睡眠をさせてあげるためには、
大人がしっかりとサポートしてあげることが大切です。
大人が子供にしてあげられる睡眠のサポートは、
主に以下に挙げられるものがあります。
- 食事をしっかりと摂らせる
- 寝る前に絵本などを読み聞かせる
- ブルーライトから遠ざけてあげる
- なるべく毎日同じ時間に寝る習慣をつける
- 休日に極端に眠る時間を増やしたりさせない
健康のために必要な「習慣」なので、身につけるまでには時間がかかりますし、
意識した行動をしなくてはいけません。
成長と健康をサポートするためにも、
親である大人の意識が大切になってきますね。
まとめ
今回は大人と子供の睡眠の違いについて、ご紹介をしましたがいかがでしたか?
睡眠の目的自体が大人と子供では大きく異なり、
摂り方にも気を配らないといけません。
気を配るポイントは多いですが、効率の良い睡眠を摂ることができれば
健康で明るい成長を見届けることが出来ます。
ですので成長段階のお子様がいらっしゃる方はぜひ今回の内容を参考に、
効率の良い睡眠について意識をしてみてくださいね!