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夜道に注意、習い事の帰りは親も子供も危険です

2020年8月25日 ライフハック

皆さんは、お子さんの習い事の帰りはどうされていますか?
車で迎えに行っていますか?それとも子供だけで帰らせていますか?
この記事は、夜間に習い事の帰りに潜む危険、交通事故に遭わないためにはどうしたらいいのか。
季節によっては変える頃には真っ暗…そんなときに注意してほしいことを書いています。

習い事の帰り道は遅くなる

冬は5時辺り、夏も7時辺りからだんだんと暗くなってきます。
習い事はだいたい学校が終わり、4時や5時あたりから始まり、
場合によっては夜の8時や10時に終わったりする習い事もあります。
(※塾なんかは深夜に及ぶことも!)

そんな、夜遅くまである習い事をされているご家庭の多くは、
送り迎えをしているかと思われます。
中には近いので、子供だけで歩きや自転車で行き帰りを行っている、
そんなご家庭もあるかと思われます。

筆者が夜遅く仕事から帰る時や、出張で各地で夜遅く歩いている際に
習い事からの帰り、もしくは塾帰りの子供を見かけるときがあります。
子供を持つ親としては、頑張る子供を応援したい反面、
無事に帰ってくるか心配ということもあります。

まずは広島県の事故発生件数と死亡人数をご紹介します。

広島県の事故発生件数と死亡人数

広島県内での交通事故の発生件数と死亡者数、負傷者数です。
死亡者や負傷者の約6割が夜間に発生した事故によるとのことです。

令和元年(2019)事故発生件数6257件
死亡者数75人
負傷者数7643人
令和2年(2020)事故発生件数2864件
死亡者数42人
負傷者数3380人
死亡者数の内、約60%が夜間の事故となっています

事故に遭わないために

夜間は車から人が見えにくく、黒っぽい服装の人であれば、
車からは約26m先程度しか見えないそうです。(明るい服でも38m程度)
これは人を発見してブレーキを踏み、停止するまでの距離で計算すると、
約40kmの速度の場合にブレーキを踏み、間に合う距離となります。

一般道で時速40km以上で走る車は多くいます。
もし時速60kmで走っていた場合は、ブレーキを踏んで停止するまで44mもの距離が必要となり、
仮に明るい服を着ていても、間に合わず接触してしまう距離となります。

それでは一体どうすれば防げるのでしょうか?
事故を未然に防ぐためには……それは反射材を使うと良いのです!

反射材であれば車のライトに反応し、約57m以上の距離で運転手から確認できるそうです。
時速60km程度の速度であればなんとか気づいて、安全に停止することができます。

反射材はたすきの様に掛けるものもあれば、かばんなどに貼り付けるタイプもあります。
色も黄色や目立たない灰色のものなど様々です。

子供さんの帰りが心配な場合は、ぜひ反射材を付けてあげて下さい。

事故を起こさないために

事故に気をつけるのは子供だけではありません。
大人も車を運転するときに、事故を起こさないように気をつけなければいけません。
子供の迎えの行き帰りに、人やものにぶつかってしまった……
そんな事にならないように気をつけなければいけません。

暗い夜の道で、どうやって事故を起こさないように気をつければいいのか……。
それはみなさんももう知っていると思いますが、【ライトをハイビームにする】です。

夜間はハイビーム走行が原則!

ええ?ハイビームにすると迷惑になるじゃん!と思われるかもしれませんが、
道路交通法では夜間の走行はハイビームで走ることが原則とされているのです。

もしロービームで事故を起こした場合、ロービームであることが過失となる場合があるというので驚きです。
ハイビームは別名、走行用前照灯といい、ロービームを別名ですれ違い用前照灯というそうです。

そうなのです、ロービームはすれ違うときに使用するもので、通常使用するものではなかったのです。
知らない方もいたのではないでしょうか?

ハイビームにするとどの程度の距離が見えるの?

ロービームは約40m程度先までが確認できます。
時速60kmで走行すると停止距離が44mなので、夜間に時速60kmで走ると
突然のことに対応できない可能性があります。

さてハイビームの場合ですが、なんと約100m程度先までが確認できるのです!
ロービームの倍以上は確認できる距離がありますので、事前に危険を察知することが出来るのです。

まとめ

今回は、習い事をして帰る時、
また迎えに行く時は夜間になる場合が多くある、ということで……
思わぬ事故に巻き込まれないよう、また巻き込まないよう2つのことをご紹介しました。

1つ目は、子供が夜間に歩いたり自転車で帰る場合は、反射材を付けると良いという話をしました。
2つ目は、大人が夜間に子供の送り迎えをする際は、原則ハイビームで走行しましょうという話をしました。

いずれも必ず事故に合わない方法、とは言えませんが、
限りなく事故に合う可能性を低くするために、反射材・ハイビームをやってみてはどうでしょうか?