【必見!】世界では柔道がサッカー選手のトレーニングとして取り入れられている!〜柔道との両立おすすめ〜
今回は、柔道とサッカーは両立できる上に、相乗効果でとても良いですよ!と言うお話をします。
あなたはサッカーのために柔道をしましょう!と言われたらどう思われますか?
いや…別に柔道は興味がないし、うちの子はサッカーを習わせるので関係ないし…そもそも関係なくないですか?
そう思われるかもしれませんね。ですが、じつは柔道とサッカーは非常に相性の良い習い事なんです!この記事の結論から言うと「サッカーのフィジカルトレーニングとして最も最適なのが柔道」ということなのですが、これはサッカーに限らずバスケットボールやハンドボール等のコンタクトスポーツに共通することかもしれません。
海外のサッカークラブでは柔道を取り入れている
海外にはプロサッカー選手を育てるため、幼少期から大人まで一貫した育成プログラムを組んでいるクラブがあります。
例として、世界的にも有名なクラブチームが多数あるサッカー強豪国オランダでは、各地から優秀な子どもたちを集め、幼少期から20歳まで一貫したプログラムを組み、プロ選手を育成しています。
アヤックス・アルクマール・フェイエノールトなど、オランダの最上位リーグであるエールディヴィジに所属するクラブですが、なんとプロ選手育成のトレーニングメニューに「柔道」を取り入れているとのことです。
サッカー選手養成クラブなのに柔道?どうせ柔道風のトレーニングでしょ?
と思われるかもしれませんが、実際は本格的な柔道選手として戦えるレベルでの練習をしているのです。
え?サッカーと柔道なんの関係があるの?
普通はそう思われる方がほとんどでしょう。ですが、柔道で身につけることができる事はサッカーをプレイする上で非常に大切な役割を果たすのです。
柔道が強ければサッカーも強くなる?
サッカーは見た目以上に相手とのコンタクト(接触)が多いスポーツです。様々なプレーの中に、相手と衝突をする場面が多くあります。
あの長友選手も体幹トレーニングを行うことで、衝突時の身体バランスを養い、コンタクトの多い海外のサッカーの中で戦うことができています。
実は、柔道で養われる身体能力や運動神経はサッカーで大きく応用できるものばかりなのです。海外選手の中でも、現在レアル・マドリーに所属するエデン・アザール選手は、子供の頃に習った柔道の経験が大きく活きているとインタビューで語っています。
また、バイエルン・ミュンヘンに所属しているロベルト・レヴァンドフスキ選手も、幼少から父親に柔道を習っており、インタビューにも「サッカーだけではこの柔軟な筋肉は身につかなかった」と語っています。
つまり、柔道で身につく身体操作は、サッカーに応用できる優れたトレーニング方法なのです。
柔道で身につくサッカーのための身体的なテクニック
それでは具体的に柔道で何が身につくのでしょうか?
サッカーにおいては
「転倒しても受け身をとってケガをしない」
「相手と衝突しても転倒しない」
この2点がサッカー選手として柔道を学ぶ大きなメリットとなります。
まず、「転倒しても受け身をとってケガをしない」についてです。
受け身については、柔道をする上で基本中の基本となります。どんな体勢からでも、衝撃を吸収する、頭部を守ると言ったように、柔道を学ぶ事で受け身や転げる事ができるようになります。
これは、プロ選手として最も大事な「ケガをしない」事に大きく繋がる事ではないかなと思います。
実際にサッカーの試合中は激しく相手とぶつかり合い、場合によっては故意に弾き飛ばされる場面もあります。そんな時に受け身を習得しておくことで、とっさの転倒にも体が対応しケガを防ぐことができます。
次に「衝突しても転倒しない」については、「柔道は体幹が非常に鍛えられる」という点にポイントがあります。
投げられない様に意識して練習する事で、足腰が鍛えられることはもちろんですが、姿勢やバランスが感覚として身につく、という点が最も大きいのかなと思われます。
実際に柔道の練習を見ると、バランスを崩されても瞬時に立ち直りまた相手と対峙している場面が多く見られます。
柔道を経験したことのない人であれば、バランスを崩した瞬間に投げ飛ばされ畳に叩きつけられる所ですが、少なからず柔道を習得していると、その瞬間に自身の感覚的な身体操作で体勢を立て直しています。
これはサッカーで相手と衝突した際に、バランスを崩してすぐに転倒してしまうのではなく、瞬時に体勢を立て直しプレーを続けることが出来る体を養うことに繋がります。
サッカーのために柔道をする選択
海外では幼少の頃から、将来大人になったときにプロ選手として活躍するための、一貫した育成プログラムが行われています。
あまり日本では馴染みがないのですが、その時その年代での競技のクオリティよりも、将来のための基盤を作るための段階的な育成方法が主に採用されている様です。
私達はどうしても、その所属しているチームメンバーや他の同年代との競技成績を比較してしまいがちです。結局はその時々の目先のテクニックや成績に目を取られがちになってしまうのです。
子供の脳神経系の発達は、12歳までで大人と同じ状態になってしまうそうです。基本的な受け身やバランス感覚など、身体操作を覚える為には子供の頃からの活動が非常に大切になってきます。
そこで、将来を見越して「サッカーのために柔道を習わせる」という選択を取ることも、後々の活躍の為に取るべき選択の一つなのかもしれません。
まとめ
今回は、「柔道は他のスポーツ、特にサッカーのようなコンタクトスポーツとの両立に適している」というお話をしました。
実際に海外のプロ育成クラブでは、柔道を通じたトレーニングプログラムが幼少期から行われています。
それも、柔道風のトレーニングではなく、実際に選手として活躍できるレベルの練習をしている、という所にポイントがあります。
柔道は月々の費用も安く、柔道着さえあればすぐにでも始めることができます。
コストも安く、週に数日程度の頻度で無理なく習うことができます。将来的にも「柔道をしていた」事がメリットとなるスポーツです。
柔道がトレーニングの一環となる、こういった考え方で始めるのも新しい育成方法かもしれません。
サッカー、バスケットボール、ハンドボール等のコンタクトスポーツを習わせたいと考えている、もしくはもうやっているという方は、併せて柔道を習うということを一度検討してみては如何でしょうか?